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【実践型プログラミングスクールPOTEPAN CAMP】趣味レベルで終わらせず、現場に立てる環境を整えたい

最終更新: 2019年9月14日

フリーエンジニア向け案件紹介サービス「ポテパンフリーランス」、エンジニア転職サービス「ポテパンキャリア」を提供する株式会社ポテパンでは、エンジニア専門の人材サービスの知見をもとに実践型プログラミングスクール「POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)」も運営しています。

どういった点が『実践型』なのでしょうか?また、エンジニア向けサービスと並行してエンジニアを育てるスクール事業を始めた経緯は何だったのでしょうか?ぜひご覧ください!

知識と技術を持つ、個性的なエンジニアに魅せられて

株式会社ポテパン 代表取締役社長 宮﨑大地さん

− よろしくお願いします!プログラミングスクール事業のお話の前に、宮﨑さんが起業に至るまでの経歴など伺いたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。僕の経歴ですが、はじめに就職した企業でIT系に特化したキャリアカウンセラー業務を行っており、エンジニアさんとほぼ毎日お話しをさせていただき、のべ3000人の転職希望やフリーランスのエンジニアさんに案件や求人を紹介してきました。

エンジニアさんは技術や知識を持っていることもあり、個性的な方が多くいろいろな面で尖っています。僕は例えば皿職人やガラス職人のように専門性がある人の話を聞くのが好きなので、エンジニアさんと接するたびにその癖の強さを結構面白く感じ(笑)、仕事にどんどんハマっていきました。

その企業で数年ほどキャリアカウンセラー業務を続け、慣れとともに自信を持つようになり、独立の気持ちが急速に強くなり退職する運びとなりました。

実は、退職後すぐにフリーランスになるか、転職し別企業でもう少し経験を積むべきか少し悩みました。例えば、当時ちょうどクラウドソーシングが流行ったタイミングだったので、ランサーズさんやクラウドワークスさんといったクラウドソーシング事業を運営する企業の仕事を経験すれば面白いかなと思う時期もありました。

しかし、知り合いのプログラミングスクール運営をされていた方とたまたまお話しする機会があり、「スクール受講者が卒業後に企業案件を成立できず困っている」といった悩みを耳にしました。前職での経験から僕ならお仕事を紹介できる自信があったので、「僕がやります」と申し出てフリーランスとしてプログラミングスクールの運営をサポートしながら、スクール卒業生に案件を紹介するコンサルタント業務をはじめました。

− フリーランス直後から、スクール運営し、生徒に就職・転職紹介もサポートする現在のPOTEPAN CAMP事業の流れを経験されていたのですね。

そうですね。いまの話は4年ほどまえのことですが、当時のプログラミングスクールは完全にスクールのみという時代で、スクール卒業生に就職・転職の紹介を行うといったサービスはまだありませんでした。そのため、スクール卒業生を紹介しても企業側から「この方は実務経験が少ないようなので結構です」といった厳しいお言葉をいただくこともありました。

しかし、なかには実務経験が少なくともスクール卒業生のポテンシャルから判断し採用へと進んだケースもあり、経験の少なさよりもそういった見方をしてくださる企業をひたすら探し回って紹介をしていました。当時僕の紹介からエンジニアになった方が、数年経過し、いまではバリバリとベテランエンジニアとなった様子をFacebookでみると、がんばりつづけているのだなと嬉しくなりますね。

プログラミングスクールで身につくスキルと、現場で求められるスキルレベルの溝

− プログラミングスクール事業を開始した経緯を教えてください。

さきほどの独立直後サポートしていたプログラミングスクールで感じた課題に、「がんばって勉強しているのになかなか仕事を取れないエンジニアさんが多くいる」ことがあり、どうにか解決できないかと思っていました。プログラミングスクールで勉強するレベルと実際の現場とのレベルに大きな溝があるため、結果としては趣味レベルで終わってしまい、仕事にできないという問題が起こるのです。

この問題を解決するため、プログラミング学習からスムーズにエンジニアとなれる環境を作りたいと思うようになりました。それが実務に通じるPOTEPAN CAMPの構想です。これまでの僕のキャリアとしても実務経験が少ない方のキャリア支援をしてきたうえ、僕自身もプログラミングをしているので、この領域に関しては詳しい自負もあり、問題を解決するなら自分たちでやるしかないと決断しました。

− 現在は宮﨑さん自身プログラミングをされているそうですが、プログラミング学習を開始したキッカケは何でしたか?

さきほどの運営を手伝っていたプログラミングスクールは当初スマホアプリ制作を学ぶスクールだったのですが、しばらくして新たにPHP、HTML、CSSといったWebサイト制作のスクールが立ち上がりました。もともと興味があり面白そうだと思い、運営管理しつつ教室の後ろで講座を見て勉強を始めたのがはじまりです。

じょじょにプログラミングの面白さを理解できるようになり、1〜2ヶ月ほど勉強し簡単なサイトが作れるようになりました。本当に簡単なサイトであればどなたでも1週間程度であればできると思います。「作ったサイトにFacebookログインの機能も追加してみたい」など学習意欲が高まるにつれ求められる技術も上がっていき、継続し勉強するようになりました。

いまはPHPをメインにプログラムを書いていますが、そのほかマーケティングオートメーションというツールに関する勉強をし、業務の自動化・最適化の部分を勉強しています。

− 余談ですが、「ポテパン」という社名が非常に可愛らしいと感じたのですが、ネーミングの由来は何なのでしょうか?

「ポテパン」の意味を質問された際は、『「ポテンシャルをパーンッとあげよう」を略したものです』と説明していますが・・・、実は先に「ポテパン」という語呂・イントネーションが先に思いつき、意味は後付けしました(笑)

ECサイト制作とエンジニアのコードレビューによる実践力のアップ

− では、POTEPAN CAMPのお話に移りますが、まずは事業概要をお願いします。

POTEPAN CAMPでは、3ヶ月間のプログラム言語「Ruby」を扱ったECサイト作成をとおしてプログラミングスキルを学んでもらいます。普段は自宅などで課題に取り組み、毎週土曜に行うレビュー会で講師による各自作成のコードの添削・指導がされます。

講師にはリードエンジニアやCTOクラスのエンジニアがいるため、現場と同じレベルのレビューを行い、現場に出てもすぐにレビューを通せるレベルになって頂きます。

インタビュー当日に行われていたレビュー会の様子

転職・就職を目的としており、受講内容がECサイト作成とコードレビューと実践的なため、受講の前段階としてHTML、CSS、JavaScriptの基礎レベルとRailsチュートリアルの事前学習が必要になります。

受講料金は10万円ですが、当社の転職支援サービスにより転職・就職が決まった場合は全額キャッシュバックされます。

− 主な学習言語をRubyにし、作成課題をECサイトにした理由を教えてください。

有名なプログラミング言語に、Java・PHP・Ruby・Pythonをはじめ他にも付随するものがありますが、最近のWebサービスの多くはRubyで作られています。いまから4〜5年前の主流はPHPでソーシャルゲームやECサイトなどはPHPで作られていた時代でしたが、最近はRubyで作られているため単純に案件数・プロジェクト数が増えており、ニーズの高さや収入の上がりやすさといった市場的な点があります。

他に案件数が多い言語にjavaもありますが、javaで開発に携わる例を挙げると、銀行や広告系企業内の数字を扱う管理業務システムといった部門など、いわゆる「お堅い」企業になります。個人で案件を請け負いリモートワークといった自由な雰囲気のワークスタイルを事前にイメージしている方にとっては、なかなか達成しづらいのが実情であります。これらを考え、Rubyにしました。

受講課題をECサイトにした理由ですが、ECサイトには多くの機能が詰まっているので、学習の題材にはもってこいだと思ったからです。また、実際に自分でサービスとして出せるようなものを制作してほしい気持ちもありました。エンジニアは4,50代になると仕事をとれなくなる場合もあるので、理想的なことをいえば「自分でサービスを運用し収益を立てる」ことができれば、どこにいてもエンジニアを続けながら生活ができます。

− ECサイトは、ゼロから完成まで制作するのでしょうか?

いえ、すべて自作するのではなくテンプレートやオープンソースを利用し制作を進めます。受講内容のコアな部分はRuby on Railsをばりばり書きレビューを受け改善を重ねるところになるので、それ以外のHTML・CSSの箇所はテンプレートを用意してあります。

また、ECの管理システムについては、Rails版のECシステム「Solidus(ソリダス)」というWordPressのようなオープンソースのRails版フレームワークを利用しカスタマイズしていきます。実際の現場に入っても既存のソースを読み解いて使っていくので、より実践向きに適していると考えています。

これを行う事で、現場に入ってからのキャッチアップの速さがかなり上がります。

− 「転職特化型」と謳っていることもあり、需要が高く事前のお問い合わせも多くあるかと思いますが、どういった質問が寄せられますか?

POTEPAN CAMPは完全初心者向けではなく、また内容が実践的であり自分で学習をがんばれることが前提となるので、「僕は、受講についていけますか?」といった不安な点を確認される質問を多くいただきます。

− サイトにも受講前に習得すべき内容に「HTML,CSS,JavaScriptの基礎とRailsチュートリアルを一周」とありますが、例えばプログラミング完全初心者がこの学習を修了するには、どの程度の期間が必要なのでしょうか?

もし普段仕事をされている方でも、集中して学習すれば1〜2ヶ月ほどでひととおり身につくと思います。以前のインタビュー記事でも紹介されていたオンライン学習サービスのProgateさんは、初心者の方が学習を開始する際にとても良いサービスと思います。

HTML、CSS、JavaScriptそれぞれの基礎レベルのコンテンツを利用してもらうと2週間~1ヶ月ほどでひととおり学べると思います。そのあとRailsチュートリアルを同じく2週間〜1ヶ月ほどで一周してこなせると思いますので、合計するとおよそ2ヶ月で事前学習は完了するでしょう。ここまで学習すれば、とても充実した基礎学習となります。

POTEPAN CAMPは課題がとても実践的であり、実際にサイトをどんどん作り上げ、講師によるコードレビューにより修正していくという進め方です。そのため、基礎は理解していることを前提としています。

初心者向けのスクールやWebサービスはすでに数多くあるので、基礎の段階は他社さんのサービスを利用しながら自分のモチベーションでなんとか習得してもらい、そのうえでさらにレベルアップしたい方にはPOTEPAN CAMPを活用していただければ嬉しいです。

一応、弊社でもRailsチュートリアルサポートを行っておりますので、勉強意欲の高い方は、できるかどうか気にせず一度お話しさせて頂ければと思います。

POTEPAN CAMP 受講目的は「キャリアチェンジ」と「スキルチェンジ」

− これまでどういった方が受講されていますか?

大きく2パターンあり、未経験からエンジニアになりたい「キャリアチェンジ層」の方が半分。あと半分の方は、すでに別の領域やスキルを専門とするエンジニアながらRubyエンジニアになりたい「スキルチェンジ層」です。基本的には転職特化型なのでこのどちらかがほとんどです。

特にスキルチェンジ層の方は、ある程度基礎知識がある方が多いため、基礎から学ぶ高額なスクールよりは実践的な転職特化スクールに10万円で通う方がコスパが良いかと思います。

− 確かに、受講料が10万円というのは大変な魅力のひとつだと感じます。

POTEPAN CAMPよりも先に始めた「ポテパンキャリア」「ポテパンフリーランス」という案件・転職紹介事業をご好評いただいており、安価な受講料でのご提供が可能となっています。皆さん、リモートや常駐スタイルなど希望する新しい案件を探しており、その希望に沿ったお仕事を紹介しています。毎月300名ほどのご登録をいただき、現在4,000名を超えるエンジニアさんが利用されています。

− 受講者は東京近郊から通われているのでしょうか?

基本的には関東圏ですが、三重や静岡、また長野から受講されている方もいます。毎週土曜日に13時から3時間ほどフロア内で行うコードのレビュー会は対面の方が適しているのでなるべく参加していただきたいですが、遠方のため難しい場合にはSlackなど利用しオンライン上で受講してもらっています。

− 受講者からキャリアプランの悩み相談を受けることもあるのでしょうか?

受講者とはLINE、Facebook、Slackなどで繋がっていますが、そういった相談内容はとても多いですね。別事業の「ポテパンキャリア」「ポテパンフリーランス」の利用者でも同様の悩みを抱えている方が多いです。

エンジニアスキル+ビジネス感覚により需要が高まる

− これまで接してきた多くのエンジニアさんを通じて、「成長するエンジニアの特徴」はありますか?

ビジネス感覚を持っているかどうかがポイントのひとつと感じます。

CTO(最高技術責任者)など上位役職に就くといった自己実現ができているエンジニアさんは、流行のサービスやトレンドの技術をよく知っており、そのうえで、「この領域のサービスには、あの技術を使えば売り上げが伸びる」といった見方ができる方が多いイメージです。

ビジネスの目線を持ちそういった見方ができると、当然それに沿った最新技術の勉強もしていくので、より企業のニーズと合い役職も上がっていきやすいですね。

− 興味を持ちアンテナを張ったうえでさらに一歩踏み込んで考えれるか、ですね。

そうですね、そういう方は企業や人脈のなかで誘われやすくもなります。例えば、独立してメディア系の事業を立ち上げる際に依頼するエンジニアさんをFacebookで探した場合、「ザ・エンジニア」な方よりも、『このメディアの売上は○○』といった投稿をする最新メディア系トレンドの知識やビジネス観点を持つエンジニアさんの方が心強くもあり誘いやすいですよね。

以前よりも単にエンジニアのみのスキルだけでは厳しくなってきて、2本目3本目の能力の必要性が求められます。そのなかにビジネスのロジックを勉強し理解している人材は強いと思います。

− POTEPAN CAMP事業に関して、今後の構想や展望があれば教えてください。

2020年に実施されるプログラミングの義務教育必修化により、「プログラミング」の認知は高まると思います。それにより、趣味レベルで何かを作る人も多くなるでしょう。

しかし仕事として職業として、プログラミングをどう扱えるようになるかとなったときに、いまは環境が揃っていない状況です。POTEPAN CAMPで実践を意識した形で学習し、本気でエンジニアを目指している人が全員エンジニアになりそのまま仕事として成立する。そんなプラットフォームになれればいいなと思います。

− 最後に、これからプログラミング学習を始める方に向けて、プログラミングの魅力やメッセージをお願いします。

プログラミングスキルのニーズはとても高く、ちょっとしたアイディアでも注目される場合があり仕事にも役立ちます。そのうえ、プログラミングはどこでも勉強できるうえ、日本に限らず世界中どこでも通用し使える技術です。魅力ある素晴らしい分野です。

また、自分を表現する手段・スキルとしてコストパフォーマンスがとても良いと思います。例えば歌が上手な方であれば歌っている動画を作り公開するなど、飛び抜けた技術があればプログラミングでなくとも何でもよいと思いますが、あまり特技などなかった僕でもプログラミングはすこしがんばれば自己表現ができるようになりました。積極的にがんばっていきましょう!

POTEPAN CAMP:https://camp.potepan.com/

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