株式会社エクシード様は、子供向けプログラミング教室「Tech for elementary(テックフォーエレメンタリー)」の運営と、同教室のフランチャイズ事業を展開する企業です。
2018年11月現在、累積で教室数約240カ所、生徒数約1200名が利用する学習教材の配信のため、eラーニングシステム「edulio」をご導入いただきました。
■会社名
株式会社エクシード
■法人概要
設立:2011年7月1日
事業内容:プログラミング教室の運営、教育関連のWebサイトの運営、教育事業者向けコンサルティング
■担当者名

代表取締役 尾市 守氏

取締役 澤部 愛子氏
■役割・担当業務
尾市氏:事業統括
澤部氏:加盟者への営業とサポート
■edulio導入時期
2016年4月
■初めに事業概要をお聞かせください
【尾市氏】
我々はeラーニングを利用した子ども向けプログラミング教室を展開しています。
会社自体の設立は2011年です。
当時、学校法人河合塾様に 約50のWEBサイトのリニューアルプロジェクトがあり、そのプロジェクトマネジメントが弊社の一番最初の仕事でした。
私のバックグラウンドのメインがITだったので、教育とITってテーマとしてすごく面白いなあ…と思い事業ドメインにして会社を興しました。
その後、某大手商社さんと東京のインターナショナルスクールの合弁事業のお手伝いしたり、そのITコンサルティングを教育機関に提供することをメインにやってたり。これが最初の2.3年の事業の内容ですね。
現在のプログラミング教室事業を始めたのはちょうど3年前(2015年)になります。
当時はプログラミング教室がなかなか地方に広まらなかったので、まずは地方でワークショップをやろうってことになって。最初はワークショップ形式で始めました。
そのワークショップを長野県松本市と神奈川県平塚市でやって、松本市で開催したワークショップには生徒さんが50人ほど集まりました。全国から問い合わせもいただき、プログラミング教室の需要をすごく感じました。
でも採算面から全国に出張は行けないしどうしようと考えた際に、「プログラミング教室の授業内容を動画配信する」「既存の塾やパソコン教室と組んでのフランチャイズ化」という現在のTech for elementaryの形でやろうってなったのがちょうど2年半前ですね。
■eラーニング導入にあたっての判断材料や判断基準をお聞かせください
【尾市氏】
クラウド系サービスのデザインってWEBサイトや販促物のデザインと違い、美しさやかっこよさではなく、「どれくらいわかりやすいのか・使いやすいのか」が重要だと思っています。
そのインターフェースの使いやすさが大きな判断材料かな、と。その点でedulioは最初にインターフェイスを見たときにデザインとしていい意味ですごくシンプルだと思いました。
■edulioの導入理由、導入を決めたポイントをお聞かせください
【尾市氏】
我々のビジネスモデルは基本的には映像を使って子どもたちに学んでもらい、それを教師がサポートするというだけのすごくシンプルな使い方をしているので、本当に求めている映像の配信・閲覧・管理という基本的な部分がどれくらいできるかがすごく重要です。
edulioを導入したのは2016年4月ですが、そのずっと前から松野さん(弊社代表)とは面識があって、情報交換のなかでedulioを知りました。
元々私はITツール導入の支援をするコンサルティングが主な仕事だったので、edulioのプロダクトを一目見た時点で素晴らしいシステムなのが理解できました。間違いなく私の求めている機能・要件といった条件を満たせるな、と。しかもその機能に対して圧倒的にコストが安い。
なので他社との比較も全くしていません。その必要性も感じませんでした。
■導入先事業の解説・導入後のエピソードがあればお聞かせください
【尾市氏】
そこらへんは私より澤部のほうが詳しいので…お願いします。
【澤部氏】
通常、システムを入れるときに「私たちから見える画面」でマニュアルを作らないと加入者さんから操作について問い合わせが殺到するかも…ってケースを想定していたんです。ですが、導入後でも問い合わせがほとんど来ない。(笑)
もちろんプログラミング教室の先生は元々ITリテラシーが高いという所もあるということもあると思うのですが、edulioは使用者から見る画面もすごくシンプルで使いやすいんですね。
操作がわからないとか、そういったお問い合わせは非常に少ない。問い合わせが来ない、というのは運営側にとって対応の負担が減るので、とてもありがたい点ですね。
問い合わせだけじゃなくてトラブルも非常に少ないです。eラーニング導入の際に本来起こるであろう、ある程度想定していた配信遅延とか停止によるトラブルや負担が、edulioの場合、全く起こっていない。
弊社では動画が要なので「見れなくなる」というのが一番致命的なんですが、それが無い点において、edulioはものすごく信頼できます。
一度も動画配信トラブルがないってことが我々が加盟者さんから信頼してもらえている点なので、edulioには本当に感謝をしています。
■edulioでそのほか気に入っている機能やポイントがあれば教えてください
【尾市氏】
先ほど澤部も言っていましたが…edulioはものすごく安定稼働しているんです。
この安定稼働しているって点は物凄い価値のあるポイントだなって思っていて、我々のビジネスとか教育事業そのものにおいて「途絶える」というのは非常に影響が大きいんです。
子供が学んでいる最中に「途絶えてしまう」っていうのは、教育事業で絶対あっちゃいけないことなので。
その意味においてedulioは使い始めてから、何かしら動画とか配信が止まったってことはゼロです。
止まった事例があるにはあるのですが、edulioが原因じゃなく、実は教室のネットワークが止まってたとかルーターがおかしかったっていうケースが100%。edulioが原因による配信トラブルって本当に無いんです。
私たちがまず基本的なところで求めるのは、安定的に教育のプラットフォームを提供すること。そのためにeラーニングの安定稼働っていうはものすごく大事なポイントなんです。
そしてedulioはそれができる。というかそういう実績がもうすでにあるので、安心して使えるっていう所を他の方々にも伝えたいな、って思います。
【澤部氏】
あとはedulioじゃないんですが、松野さんのサポートにも感謝しています。
うちの場合生徒のIDをどんどん本部のほうで発行していくフローにしているんですけれども、以前はメールアドレスを持っていないとIDを取れなかったんですね。でもメールアドレスを持っている子供って少ないんですよ。
なので、松野さんに相談したところメールアドレス不要で生徒のIDを登録できるよう仕様変更していただきました。このように要望を伝えれば検討してくれて、随時改良してくれるところも気に入ってます。
【尾市氏】
我々も少ないリソースでサポートしているのでわかるんですが、松野さんってレスポンスもすごく早いので…
【澤部氏】
そう、早いっ!(笑)
【尾市氏】
早いし丁寧だから、なんかね、大丈夫かなって心配になります。(笑)
当然顧客は我々だけじゃないと思うので、よくサポートできているな…って。
そういった迅速なサポートにもすごく満足しています。
【澤部氏】
そうですね、導入してから過去2年半の間に、問題というかトラブルが起こっても解決できなかったことがないですね。
■eラーニングの可能性やメリットについてお聞かせください
【尾市氏】
eラーニングというかテクノロジーの話になりますが、私が小学校2年ぐらいの時に親がたまたまパソコンを買ってくれたんですよ。それでBASICという言語でプログラミングをやっていたのが、このビジネスを始める原体験になっています。
ただ、それは当時たまたま親が教育熱心だったからそういう機会があったんですけど、今ってテクノロジーを使うことによって地理や生まれた環境に関係なく提供できる、ということをすごく実感しているというか。
我々の加盟者のネットワークもすごく広まっていて、北は北海道の帯広から南は沖縄の石垣島、さらに海外ではタイと、非常に広い範囲に渡って広がっているんですが、機会や地理に関係なく教育を提供できる可能性をedulioとテクノロジーが実現してくれた。そこはすごく実感しています。
あと、テクノロジーを使うことによってコストを抑えられるという側面もあると思うんですよ。
紙ベースだと、作成や配送に余計なコストがかかり教材の費用に反映されてしまう。だけどテクノロジーを使うことによって、コストが抑えられて「自宅で教室をやりたい」というような資金的な余裕を持たない人の要望にも応えられるんですよね。
我々の加盟教室の中でも自宅教室は10%くらいあるんですが、自宅で主婦の方とかサラリーマンが副業でやるとか高齢者の方が自宅で開校するってケースが増えてきています。
テクノロジーっていうのが教育をもっと身近なものにしていくっていう意味においてeラーニングはすごい大きな可能性がまだまだあるんじゃないか、と思っています。
それは私たちのプログラミングに限ったことじゃなくて、学習塾であるとか英会話スクールであるとかっていうのもそうだと思います。
■最後にお伝えしたい思い等がございましたらお聞かせください
【尾市氏】
edulio導入のインタビューでこういうことを言うのって、ちょっと語弊がある言い方かもしれないですが…カッコつけていっちゃうと、システムの機能とか性能ってあまり重要じゃないのかもしれないですね。それはもうあって当然というか使えることが前提なので。
それよりは周りにあるサポート体制であったり、突き詰めると「どういう人が運営・提供しているか」っていう…そっちのほうがすごく大事な気がしています。
プロダクトだろうが教材だろうが、やはり担当者の考え方や対応っていうのが重要かな、って。これは自分自身にも言い聞かせながらやっているんですけど。
我々のフランチャイズビジネスも教材はあって当たり前。だから結局その裏側の人間がどういう使命感とか考え方とかでやっているか、の方が大事だと思います。すみません、あんまりシステムのアピールになってないですね。(笑)
edulioには安定的に高い品質を提供していただいてますし、その品質に対してのコストパフォーマンスも高い。また何かあった時の松野さんのサポートも早い。
我々も加盟社さんに対して安定的に高い品質を提供していかなきゃいけないですし、価格面でも寄り添った運営を維持していかなきゃいけないっていうのがあるんです。
そういう意味だと私たちと松野さんはすごく価値観が一致しているビジネスパートナーなのかな、って思っています。
我々もそうですけど、顧客がたくさんいると厳しい要求をされる方もいらっしゃるじゃないですか?そういういろんなトラブルとかなかなか難しい対応要求とかがある中で自分たちの規律や原理原則・モラルというのを保ってカスタマーファーストのスタンスというものをどれだけ保てるか、っていうのが何となく今の時代に求められている企業の在り方なのではないでしょうか。
弊社も少人数でやってそれを価格に反映させ、できるだけ敷居を低くするってところの考えでやっているので、そういう部分で我々と松野さん、edulioは一致している部分が多いからこうやって末永くというか長くお付き合いできるのかな、と思っています。
弊社は今後もこのスタンスは変えるつもりはないので、御社も変えずにお付き合いいただければすごく嬉しいです。
■本日はお忙しい中ありがとうございました
【尾市氏】
こちらこそありがとうございました。
【澤部氏】
ありがとうございました。