「自己肯定や学習態度の形成にも役立ちます」データから見えるeラーニング利用の大きな学習メリットとは

最終更新: 2019年9月14日

Y.E.Dインターナショナル合同会社様は英語教育事業を展開されており、小学生向け英会話教室事業にてedulioをご導入いただいております。

また、同法人代表の江藤様は会社経営の他に大学での講師業も務めており、大学生向けにもご利用いただいております。

■会社名

Y.E.Dインターナショナル合同会社

■法人概要

事業内容:主に小学生を対象とした通学制の英語学習塾の運営

紙、電子媒体などの英語学習コンテンツの開発または執筆

ビジネス英語研修事業、語学コンサルティング事業

■担当者名

代表 江藤友佳様

■edulio導入時期

2017年4月

■初めに事業概要をお聞かせください

弊社の事業の一つとして、主に小学生向けの英語学習教室を運営しています。アルファベットを読めない子からインターナショナルスクールに通っている子まで、さまざまなレベルの子供たちに授業を行っています。そのなかで、英語学習動画の配信と閲覧、課題の提出に御社「edulio」を利用しています。

また、個人的に大学講師業も行っており、受け持っている英語の講義でも、学生に対して同様に利用させていただいています。

■edulioを知ったきっかけをお聞かせ下さい

前職の楽天株式会社が展開する英語学習事業の一つに子供向けの英語教室の運営がありました。そのサービスを立ち上げる際、カリキュラム立案の責任者の立場にいました。

ITを駆使した効率のいい教育を目指す教室の立ち上げを目指して外部eラーニングシステムの比較検討をしました。その際、さまざまな企業から見積もりを取っていたなかでedulioを知ったのがきっかけになります。

■edulioの導入理由、導入を決めたポイントをお聞かせください

なんといってもコスト面です。さまざまなeラーニングシステムの見積もりを取っていくなかで価格帯を確認していましたが、edulioは驚くほど低価格でした

また、機能に関するご相談をお願いすると「弊社のサービス向上になりますので」と無償で機能の拡充に対応してくださる柔軟性があります。

カスタマイズ費をお支払いする必要があるパターンもありますが、その場合でも、他社のなかには10倍、100倍に近い単位でカスタマイズ費用を取る見積もりがあるなか、edulioは他の会社と比べて「0」が少なく、比喩でなく本当に桁が違います。

以前、機能の拡充についてご相談した際、確か、価格について松野さん(弊社 ABCD-Partners代表)に「桁、間違っていませんか?」と問い合わせた記憶があります。

他の会社の見積もりを見てきた立場から言わせていただくと、edulioはよくこのコストで成り立っているな、と驚きました。例え弊社が運営するような小規模の学習教室でも導入・運用できるコストレベルということがとても大きいな、と思います。

検討段階のやりとりのなか、価格も本当に見積もりどおりで、松野さんからもガツガツ売り込んでくるような感じがしなかったという点もあり、好感がもてました。

大手の企業であればカスタマイズを依頼し、使いやすい形で運用することもできますし、弊社のような小規模の教室や一講師として利用する際には、利用費のみをお支払いして安価に学習管理を行うことができます。大学でも自分の講義を受講する学生に向けてedulioを使っていますが、ポケットマネーでの契約です。

■導入先事業の解説・導入後のエピソードがあればお聞かせください

弊社ではedulioは結構幅広い年代層が利用しています。メインは学習利用する小学生と大学生、そして弊社の塾へ申し込む際の3、40代の保護者の方です。利用者のedulioの操作感は、スマートフォンの感覚に近いのだと思いますが、ほとんど問題ないようです。

とくに大学生には、大学指定の学習教材の媒体がCDであったり、ダウンロードしないといけない素材だったりすると、使いにくいようです。edulio上での音声素材提供は大変好評です。

そもそも今時の子は CDプレーヤーを持っていないですし、昔のようにCDウォークマンを使って通学中に音源を聞かないですよね。私は CD教材の内容をすべてedulioにアップロードし通学中にスマートフォンで聞けるようにしており、私のクラスの学生の聴講率はほぼ100%です。

現在利用者が唯一困るというか戸惑うのは、年度が替わりコースの設定変更をする操作です。ただ、edulioのせいでなく、年に1回の操作のため操作を忘れて混乱するだけなのだと思います。導入後に困ったことはその程度です。

edulioに興味をもつ講師仲間も多いです。でも、なかなか導入に踏み切れない方が多いのも事実です。一番の理由は教材作成をデジタルな環境で行うことに慣れていないことやその時間が捻出できないことです。

弊社では、英語用の学習アプリの制作や教材の作成など、英語学習に関する業務を多岐にわたって展開しており、英語教室をはじめる前のコアビジネスは教材制作の下請けでした。だから教材作成には全く抵抗がなく、うまくスタートを切れました。企業などであれば、研修のための教材制作だけを発注するなど、ひと工夫すれば、導入しやすいと思います。

弊社にご相談いただければ、教材制作はお手伝いできるかもしれません(笑)。導入のメリットは大きいので、ぜひLMSの導入が普及するといいなと思っています。

◼︎小学生・大学生に向けたeラーニング学習の、使い方や工夫を教えてください

基本的な使い方は、週ごとに課題を開示し、「edulio上で表示されている最新の宿題をやればいい」と認識してもらうようにしています。

小学生がより理解しやすいよう、やるべき課題には☆マークを付けています。採点後はedulioの機能で自動的に赤い丸にマークに変更されますので、子供の発想として、「宿題をすべて赤い丸にしなくては」と感じているのかと思います。

小学生のなかにはシステムや採点の流れを当初理解できず、自動採点の宿題は瞬時に丸がつくのに、講師の添削をもって修了とみなすタイプの課題はアップロードしても赤い丸に変更しないことに戸惑う場合もあります。「だってこの宿題は中身を先生が見てコメントを返すでしょ?先生がまだ見ていないから丸にならないでしょ?」と説明するなかで操作方法や課題ステータスなど、edulioの使い方を理解していきます。

こういったデジタルに関するやりとりを通じて、小学生は使い方と同時にシステムの仕組み自体を何となく理解できるようになります

例えば、たまに「システムバグのせいで課題ができなかった」といった言い訳や嘘をつこうとする子がいますが、「そんなわけないでしょ。機械は間違えないよ」というと「じゃあ忘れていただけだ」と反応し、このようなやりとりを数回繰り返し「テクノロジーはごまかせない」ということをだんだん理解していきます。

大学生であっても、色々な理由をつけて課題をやらないことはあります。理由のひとつによくあるのが「親族が体調を崩して病院にいたので…」や「葬儀で…」という内容で、多くの場合は本当か嘘か分かりません。本当の場合があっては困るため強く突っ込めない他の講義ではそれで課題から逃げられるかもしれませんが、私の講義ではedulioを利用しているため逃げられません(笑)。法事のため実家に帰省していたとしても、「法事にもスマホは持っていくでしょう?スマホがあれば寝る前にでも課題はできるよね?」というようにしています。

ほかにも提出期日を例え1分でも過ぎたら、学期の頭には意図的に「1分過ぎていたよ」とメールを送ったり、管理画面の提出時間の表示を見せて「誰が遅れているのか把握できるよ」と意図を伝えることで、「この先生からは逃げられない」と学期はじめに理解してもらいます

こういったやりとりを学期はじめに真面目にやることで、しっかり課題に取り組むように学生は変化していきます。ある程度の強制力をつけて与えないと宿題はやらないので、そういった問題解決にedulioは大変役立っています。

■edulioで気に入っている機能やポイントがあれば教えてください

いまの事業を運営するうえで欲しかった機能は、動画や音声の課題を簡単に登録でき、利用者が課題を回答したかどうかの証明を確認する機能でした。また、課題の出題・回答形式を学習プロセスの難易度に沿って、4択選択から書き込みへと、理解度に合わせて問題形式を変えながら問題を追加していく機能です。これらは、導入後も機能改修をおこなっていただき、いまではすべて希望通りの機能になっています。

語学系学習は自己練習が必要になりますが、例えば「音読を10回してきてください」という課題をだしても、アナログな方法では通常記録や確認が取れません。しかしedulioなら10回提出させれば証拠となる記録が残ります。

私が利用者に出している課題の一例として、一定の文字数をネイティブレベル程度のスピードですらすら読めないと提出できないような時間制限に設定し、さらに棒読みでは提出を承認しないようにしています。音声だけでなく、教科書に付随する動画を見て回答する課題もありますが、100点を取るまで承認しない設定にし、何回取り組んだかわかるようになっています。

このように課題を設定すると、利用者データから「今回の課題は平均5回ほど取り組んでいるから、動画が難しかったんだろうな」という傾向が分かります。その傾向から、次の講義では課題の動画を見せるところから開始し、学生自身に回答を解説させます。その結果、学生は「ここを誤って解釈していたから点数が伸びなかったんだ」というのが理解でき、講師側も学生のつまずくポイントが分析できます。つまづいている箇所を中心に授業を組めるので、指導内容やサポートが手厚くなり、授業の質の向上につながります

■eラーニングの可能性やメリットについてお聞かせください

「目に見える形に残るもので自己肯定ができる」という点で、eラーニングはとても大きな学習メリットがあると思っています。

子供は自信があるとより伸びるじゃないですか。顔を合わせての授業中にも「いつも頑張っているね」と褒めると子供たちは喜んで帰りますが、eラーニング なら客観的に残るデータから「今日はよくできた」と、自宅でも自分で自分を褒めることができます。

また小学生の保護者の方に向けて、子供のスピーチの様子を動画に残しedulio上で公開して確認できるようにしています。最初は英語初心者で何もできなかった子供が一生懸命取り組み3ヶ月もするとちょっとしたスピーチができるようになる姿を、お父さんお母さんが確認し褒める。子供と保護者の両者が見える結果、edulioは一種のコミュニケーションツールとしても活躍しているといえますね

実は楽天で集めたeラーニング 学習に関するデータを使い、学会で発表をしました。内容を一部お話しすると、英語力が高いグループは低いグループと比べてedulioで取り組む回数が少ないことがわかりました。学習回数が少ないことから、効率よく学べており、よい学習者・効率のよい学習者になっていることがわかります。効率的な学習が実践できている子は自己認知も高く、「自分はしっかり学べる人間である」と認識でき学習レベルが高いといえることもアンケート結果と学習データの分析により分かりました。

そのほかWeb上でうまく学習できている子たちは、授業を好意的にとらえている点や、比較的高い自己効力感を認識しているといったことが分かりました。これらの相関関係は当たり前と言えば当たり前ですが、学習態度の形成にも、eラーニングはとても役立っています

あと講師側である私のメリットですが、edulio導入後は課題などをすべてLMS(学習管理システム) 上にまとめることで、机やパソコンがすっきり整理でき改善された点があげられます。

語学学習の講師業をしていると、音読やスピーチを課題にして音声提出をさせることが多くあります。すると、大量のファイル添付のメールを受信するため保存数が不足したり無料プランのメールボックス容量を簡単に超えるため有料プランに変更する必要があったりと、メール管理がとても大変になります。メールで管理しようとすると、課題へのコメント返信ひとつとっても書き忘れている学生がいないかの確認も必要になりますが、edulioでは、コメント送信や終了済み課題などの管理も一覧で確認でき、とても助かっています。

■最後にお伝えしたい思い等がございましたらお聞かせください

学習方法として、本を与え「さあやりなさい」というやりかたもありますが、それで学びつづけられる人はいわずして問題をクリアできます。しかし、それでクリアできない人たち・自分ひとりではどうにもできない人をどうするか?それが教育です

そのためには、しっかりと学習のログが残り学習者側と教育者側のお互いが納得できるシステムであることがとても有効かと思います。

例えば、素晴らしい講師の授業で学んだ人たちが素晴らしい学習成果を出したとします。アンケート結果も高評価でした。しかし、同じ講師が、例えば必要なTOEIC点数をクリアしていないような教室で同じような教育をしても、成果が出ず評価も低くなるケースがよくあります。理由は、そのクラスの生徒は学習意欲が低く、そもそも課題をやっていないことが多くあるからです。

基本的に学習意欲の低い人は学習したくないため、言い訳をたくさんする心理になります。その場合に「成果が上がらない理由は課題をやっていないからです」としっかり伝えるため、何らかの形でデータを残すことが必要になります。

小学生と大学生が課題をやらなかった場合に言い訳をする話を先にしましたが、社会人であってもたくさん言い訳をします。未提出のプリント課題を「提出しました」「前に出しました」といってくる人にそれを言わせない仕組みをつくることが重要です。eラーニングふくめデジタルの強みが、それを可能にします

私はアメリカの学校に通っていましたが、2000年頃からBlackboard(古くから海外で広まっているeラーニングシステム)が導入されており、言い訳が何ひとつできないデジタル整備された環境で勉強していました。その当時経験した環境を参考にデジタルを活用することで、アナログだとどうしても一定数まかり通ってしまう言い訳ができないようにしています。

デジタル化の仕組みづくりを進めてきた反面、あたらしく生まれた悩みとして講師の採用面で困っています。英語講師の多くはホワイトボードとマーカーのみで授業を行ってきているので、デジタル機器やシステムの扱いが不得意です。どんなに英語ができる人材でも、iPadやパソコンなどの端末を使用する授業ができない方は弊社では採用できません。今後いちばんの課題は、システムを使いこなす方の人材育成だと思います。また、学ぶ側もデジタル機器を使いこなし、学習管理ができるようになる必要のある時代だと思います。

■本日はお忙しい中ありがとうございました

こちらこそありがとうございました。

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